□月 ●日  No2357 この文章は広報です。


八雲商事の労務環境を考える。
ハッキリ言って拘束時間は相当長いが、意外と緩い職場であると言うのが
別の会社からやってきた人から良く言われる事実である。
実際、人間同士、または妖怪同士の雑談はとても多く、意外とその辺でストレスが
解消されているのが実情だろう。


機械的な仕組みを効率化の名のもとに採用するのは簡単だが
幻想郷を相手にする場合はそうはいかない。
たとえば幻想郷には土日の概念がない。基本的に祭日には
幻想郷の機能が停止するのだが、それ以外は基本的に仕事をしている。
だから八雲商事もそれに合わせて対応しないといけない。


そのため結構融通が利いている仕組みにならざるを得ないといったところだ。
考えてみれば、八雲商事のメンツはどうしても数に限りがある。
ある程度妖怪と渡り合えるスペックをもっていないといけないわけで。
その辺はコミュニケーション能力が重要であると言わざるを得ない。


そう考えると八雲商事という職場は単に拘束時間が長いだけの
気楽な会社ととらえることができるかもしれない。
けがを負う確率は妙に高いが、けがになっても外の世界に戻るときは
治っているし、さらに言えば持病もセットで治ると言われている。
自分が自分でなくなるようなところはあるが、病気で体を壊す
リスクを考えれば結構美味しいと言えるのではないだろうか。


あっ、一回死んでリセットは最終手段ということで濫用はできませんから
そのつもりで。