□月 ●日  No2364 臥龍梅


今年も博麗神社で飲み会が始まる季節がやってきました。
梅のタイミングはそろそろ終わりますが、連中は色々理由をつけて宴会をしようとするので
正直頭が痛いです。そろそろ決算なのであまり予算をかけてほしくないという裏事情もあります。
今回はと言いますと臥龍梅に協力お願いすることになりました。
先代で散々な目に遭った彼ですが、唐突に利用される羽目になって相当迷惑しているようです。
ひっそりと暮らすなら暮らすで統一してもらいたいというのが本音と言ったところでしょう。


しめ縄をつけますと色々生育に影響がでます。あれは一種の結界みたいなものです。
そこで、先の博麗神社倒壊の件で河童たちに地盤検査をしてもらった結果から
しめ縄結界を突破する手法を模索しておりまして、今回方法が読めたので
紹介した次第です。


こうなると一般参拝客は減りますが、財政出動頻度が低下しますので、
ちょうどいいのです。春の桜シーズンには見事に妖怪だらけの花見大会が
開かれる予定となります。そうでないと妖怪の居場所がなくなると言う事情もありまして
こちらとしては利害が一致している所存であります。


どのような方法をとったかといいますと結界有効範囲外に飛び出した複数の地下茎から
結界を再構築すると言うものでありまして、その辺の結界構造の逆コンパイル
朝倉が一晩でやってくれました。 


つうわけで、天狗たちが新聞を描いてもらえれば一応万事OKです。
一応短期的なものですが、とりあえずこれで臥龍梅も静かに暮らせるといいですね。
それにしても仙人が役立たずすぎて泣けますね。
こういう時こそ説教しろよ。