□月 ●日  No2437 OH SHIT!


地霊殿の主人から守護霊と会話する仕組みについてのレクチャーを受けてきた。
正直、こちらにはできないが技術陣が色々唸りながらメモを必死にとっていた。
地霊殿の主人は正直悪い気はしなかったらしい。みんな技術バカで余計な思念もなかったことが
割と好印象だったようだ。


さて、守護霊を下すと言うが正直、相当の術者以外やってはいけないというのが定説だ。
基本的に相手にコントロールを委ねてしまうことになるので実際にはフィルタリングが
必要となってくる。実は守護霊を下しているのではなく、サトリの技術で守護霊と言われる
霊体の言語野と接続すると言うのが一番間違いないらしい。あとは本人の言い分を
ある程度解釈して話せばいいという。


この理由として当時の人間が同じ言葉を喋らないという事情がある。
これは三馬鹿でも相当苦労したことだ。寧ろ彼女たちの苦労は計り知れなく
三人とも才女であることから僅かな期間で言葉を理解するに至っているという
事実が存在する。こういうケースはとても稀なことだ。


従って解読する側も当時の言葉を理解しておかないとミスマッチが生じる場合がある。
真逆の意味の言葉になっていることも珍しくなく、呪いの言葉が祝いになるのも
しばしばだというから笑えない。


実は今回スタッフは古明地レーダーなるものをつくろうと動いているのだが
まさか街中でこんなことになろうとは誰も思わなかった。