□月 ●日  No2563 サバイバルでどうにかできるレベルじゃない


顕界から幻想郷にやってきてそのままうまい具合に帰れる人は一定割合存在します。
こういう人は結構なレベルで衰弱していることが多いです。
夏のような比較的食糧が潤沢に手に入れられるタイミングで幻想郷に入れば
生き延びる可能性が高まるという話はよく聞きます。


現代人にとって幻想郷はかなり厳しい環境だと思います。
生存率は決して高くないです。
よく自然が残っているからいいところだと言い張る人がいますが
そういう似非エコロジストに限って幻想郷に行くと逆切れすることが多いです。
逆切れする体力があれば生き延びるための行動に回した方がいいですけどね。


さて、意外と知られていない事実ではありますが小さな社に奉納されるお団子とかは
こうした緊急事態に晒された人の緊急食糧であったりします。
これで結構助かっている人が多いのです。
お盆やお彼岸で奉納される食べ物を利用すれば生き延びる可能性が
高まるのですね。


先日、2か月間幻想世界に閉じ込められた人がいてこちらも全然気づかなかった
なんて話がでまして肝を冷やしましたが、あれは時機もよかったのかなと
思っております。
個人的にはその手の事故はまっぴらごめんというしかないのですが
家出するひととかを止めるのは中々難しいです。
専門外ですし、どうしようもないことが多いですからね。