□月 ●日  No2574 予算がきまらないそうで


顕界ではハロウィン仕様ということで、いろいろな商戦が繰り広げられている今日このごろでありますが
米帝が予算が決まらないらしくてハロウィンに便乗する悪霊どもを処理できないという話であります。
民間の幽霊処理会社からの依頼でうちのスタッフ数人が渡米しているらしいです。
霊能局からも何人か行っているようで、これを機会に米帝に恩を売る気マンマン振りが伺えます。


たぶんですが負ける要素はないと思います。出て行ったのは精鋭中の精鋭です。というか
フレンドリファイヤ上等な方々ばかりというのが嫌な予感しかしない感じです。
あっちの国では巨大なマショマロのお化けが出るという話ですから、火力優先な
連中がやっていればいいという感じでしょうか。


で、実際に応援へ行ってみるとそれはもう地味な仕事ばかりだということでした。
巨大なマショマロマンは何処へ行ったって感じですけど、現代じゃマショマロマンみたいな奴は
ただの的であり、ミサイルで焼却されてしまうそうなので仕方ないのかもしれませんね。


幻想郷でも妖怪より妖精のほうが対処に苦慮するといいますから、このへんは仕方ないのかもしれません。
彼らにとってはイタズラ程度の悪さですが、被害にあっているところはひとたまりもありません。
もっともあまりにたくさん幽霊がでているところは、それはそれで観光スポットになったりするそうで
押しかけてどうこうってわけにもいかないところが米帝らしいです。


そんなわけで、なぜ朝倉が米帝行きを拒んだのかはわかりませんが、八雲商事もちょっとばかり
寂しい感じになっているわけであります。