□月 ●日  No3095 そんなバカな


 本日の依頼案件、すでに同業が調査を行って白とわかっているのだが
 と聞いてげんなりする。そこまでして配偶者の浮気を知りたいのかという感じ。
 ないものをあるというのはかなり無茶だ。

 
 仕方がなく、普通に調査を始めたのだが、雷子にこの件を任せたら
 クロもクロ、あまりに酷い内容に思わず閉口。最初は目を疑った。
 ちょっとまて同業が白と言ったのはなぜなんだってことになり
 ふた手に分かれて調査をした。


 実はこの同業依頼人配偶者の同郷の人だった。
 この段階で嫌な予感、そして判明したのがグルって事実。
 こんなことをしたら探偵なんて廃業だろう。


 お互いに証拠をすりあわせて、今後は弁護士先生を紹介することになる。
 今回はちょっと内容が酷いので手数料は無料ってことに。
 妖怪は関係ない自体だが、これでは人間が妖怪である。