□月 ●日  No4722

 博麗大結界というのは幾つかの層に分かれていますが
 結構身近なものにも博麗大結界としての機能があります。
 その中の一つに製品安全四法というものがあり、消費生活製品安全法 

 電気用品安全法 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律 

 ガス事業法があります。

 いずれも博麗大結界の一部です。 えっこれが結界というかって?
 

 なるんですよ。ここで重要なのはこれら法律は幻想郷からやってくる外来物の
 規制を行う根拠となっていることにあります。
 つまり、顕界ではこれらの法律をかざすことで全く違和感なく幻想郷の品々を
 合法的に取り締まることが可能です。これはかなり重要なことです。

 

 ガス関連は、特に瘴気の名前で出回っているのでかなり危険な存在です。
 また、消費者保護のシステムは自治体にも行うことが出来る仕組みとなっている点も
 ポイントです。つまり幻想郷内部でも取り締まりが可能だということを意味します。
 法律の運用上必要な仕組みというわけです。

 

 このように皆さんが普段目にする法律の中に大結界の部品が組み込まれている
 ことは八雲商事に入社して真っ先に知ることになります。
 妖怪変化に法曹の者が増えているのもこうした事情によるものです。
 ちなみに法律の抜け道に対して顕界では判例主義という仕組みでパッチを
 充てることになっている点もポイントです。