■月 ●日 No5174
情報化社会と言われる現代において、これまで言われている大半の妖怪対策手法は
ほぼすべてが対策済みです。銀の弾丸やら色々なものがありますが、そのほとんどが
有効性は皆無となっています。そんなものより普通の鉛球の方が物理的威力を
稼げるだけ、ずっと有効です。
これは特に吸血鬼で顕著です。例えば、にんにく、十字架は効果が薄いです。
杭は効果が高いです。主に拘束するって意味で有効です。
日光も今やほとんどの吸血鬼は耐性があります。いや、日焼け止めクリーム
塗ってるってだけの話なのですけどね。
冬場でも日焼け止めクリームを塗っているのでちょっと前までは、これで
かなりの吸血鬼が特定できていました。あまりに簡単だったので、ほとんど
全員これで捕捉されました。
これを我々はミーム汚染法って言ってます。安易な対策方法を放流することで
それを利用した妖怪たちを特定してしまうという手法です。
ただしミーム汚染法は現代ではほとんど利用されません。
妖怪たちがノイズによって捕捉されるケースが多発するようになってからは
ミーム汚染法は危険な手法と言うことで、消費者庁を動かしながら
対策をしている状況です。未だにネット上ではほぼ違法な広告がありますが
これは低予算会社によるミーム汚染法によるものです。なお引っかかる奴は
皆無と言えるでしょう。