■月 ●日 No5559
みんなおはよう。まな板やで。異変解決を行っている人妖に
ついて語ってるけど今日は十六夜咲夜について語っていくで。
自分をまな板って言ってるけど、これだけは
いえるで。うちよりはまな板じゃない。これはきちんと言っておきたい。
十六夜咲夜の仕事は博麗の巫女が失敗したときの保険ってところや。
スカーレット一族が現代の博麗の巫女を高く評価しているから、
どうにかして危険を排除したという行動原理だったりするで。
十六夜咲夜がいなきゃ博麗の巫女よりもむしろ霧雨魔理沙は
とっくに死んでいたと思うで。
彼女はあまりに自我流が過ぎたから、図書館の主人が矯正した
って話も聞いているで。どうするかってと、魔理沙が本を盗んだら
その本をより安全な術式にすり替えるって流れや。
これで効率も上がって何より安全性も上がるんや。
古い魔導書だったら強力な魔導書になるってイメージが
あるがあれは嘘や。
百害あって一利なしや。本に載ってる魔導書は情報が古かったり
独自研究のたまものばかりなんや。
多人数による査読もない魔導書なんてほぼ無価値だと思っていいで。
じゃなんであそこには魔導書がいろいろあるかという、あくまで
アプローチ方法の整理とかをするためにあるんやで、あと
あそこにいる魔導士が本を読むのが好きってそれだけの理由や。
このように十六夜咲夜は縁の下の力持ちポジションでいろいろ
活躍してるで、たまに栄養ドリンク送るとたいそう喜ばれるで
ありゃかなりの苦労人や。