■月 ●日  No5719

 台風シーズンになると厳戒態勢になるまな板や。
 最近ではライブカメラとかを使って監視することも増えているで。
 画質が十分だし、赤外線なども併用すると妖怪たちも簡単に網の目を
 突破できないんや。

 うちらが厳戒態勢になるのはなんといっても封じられている関連の
 史跡対策や。実際には封じられているっていうけど、たぶん中身は
 意味消失しているで。消失していない奴って一部の祟り神なんかがそうなんやが
 その辺もだいたいそれくらいの位があるとほぼ我々の世界で
 超絶エンジョイしているんや。

 そうでなきゃ、そもそも影響なんか行使できないんや。
 最近だとテレビゲーム関連で色々ちょっかいだしてソフトの販促に
 役立ったって言ってめっちゃ自慢してきたで。 

 その辺の話は次回にするとして、とにかく史跡とかの被害確認とか
 問題が生じない程度の補強とかは当然行うで。外見を再現する程度の
 改良工事なら法律も突破できるようになっているんや。
 
 それじゃなんで史跡を守ってるってかってそりゃな、世界遺産とか
 守る仕事を表向きの仕事にしているからなんや。まあうちらは
 お役所であって実務は別のところでやるんや。

 あとはうちの部署から災害時とかは緊急参集チームを派遣することもあるで。
 災害時はこのように各省庁と密接に連携して事態の収拾をするんや。