■月 ●日  No6030

 幻想郷って滅茶苦茶子供の死亡率が高いです。
 突然死も多く、救命救急機能が弱いので、どうしたって助からないことが多い。
 未熟児などが生まれた場合も同様で、救急医療が皆無だからほぼ助からない。
 つまるところ成人できる割合が極めて低い。
 そもそもとして家庭の医学といった本もほとんどない。家庭の医学の本がある家が医者を名乗っている
 ってそんなレベルである。
 
 そんなわけで、顕界の家庭の医学系書物は幻想郷にもっていっていいものと
 いうことになっている。内容はよくわからないだろうが、絵があるからなんとかなるだろって感じ。
 もちろん誤った予断を与えるリスクもあるんだけど、だいたい内臓疾患なんかほぼ助からない案件なので
 怪我とか、骨折とかの対処とかのほうがずっと意味がある。
 
 そんなこともあって、幻想郷の人口統計をしようとすると子供の数がうまく拾えない。
 死亡率が高すぎて、統計の意味がほとんどない。ある程度日数が経過しないと
 カウントできる状態ではない。

 こんなこともあって、博麗の巫女などは幻想郷で育つことがベストではあるのだけど
 実際のところはかなり怪しい。幻想郷で育てると超絶コストをかけたのに、途中で亡くなる
 ことが多すぎるのだ。ゆえに数多くの候補者が選抜されることになるのだが。
 まあ現行の巫女はよくわからんってそんな話。