■月 ●日  No6115

 朝倉の十二単もびっくりの外套ようななにかのメンテナンスが完了したらしい。
 メンテナンスというか装備更新なんだが、もう人間が着るもんじゃねえ。
 体の動きとかあんまり関係ない。ただただ、武装とバッテリーの塊だ。
 
 しかも外套自体の重さはかなりやばいレベルだ。それを朝倉の魔力とか
 無重量での運用で無理やり動かしている。もう何だこりゃのレベル。
 この中に数万枚のスペルカードも入っている。単位が万とかふざけている。
 しかも使い捨てじゃなくて再チャージできる代物である。
 もうカルダシェフスケールレベル1想定のバケモンだ。アホかと。

 んでなんでこんな話をしたかというと綿月姉がこの外套に興味を示して
 改造しまくったわけよ。
 んで最初は軽量化して外套はずいぶんコンパクトになったんだわ。
 さすがは月面の技術だと思っていたんだがな。

 すぐにそれが間違いだと気づいたわ。
 一回小型化した外套はその後あり得ないレベルで巨大化を果たして
 コードネームが「洋蘭」とつけられている。
 つまりバカ兵器。

 んでこいつを朝倉に着せて戦闘実験
 まあこいつのお陰で、月面からやってきた蜘蛛型機動兵器を瞬殺できたんだから
 いいんだけどさ。いいんだけどさ。もっとましなデザインしろや。