■月 ●日 No6121
秘封倶楽部の連中はフィールドワークと称してしばしば心霊スポットに行っています。
もちろん業務でありまして、博麗大結界の綻びを確認するって業務です。
まあそれはいいんですけどね、最近フィールドワークしている彼女たちを目当てに
変な人が付きまとってくるっていうんですよ。
マジで困るっていうんですが、その理由っていうのが、彼らがいることで結界のひずみが
観測できなくなるっていうもので、いやお前ら危機感持てよというしかないです。
ちなみに魂魄大先生が、ならば同行しようって提案したのですが秒で却下されました。
本人は落ち込んでいましたが普段の行いのせいなのであまり言えませんね。
とはいえ、そこは普通の女の子ですから危ないのではと岡崎先生に尋ねたところ
彼女たちはそこまで弱くないって言われましたわ。
最低でもヒグマ程度なら追い返せるとか。いや危ないでしょって反論したのですが
素手で余裕でしょっていうんです。
えっ?
実は彼女たち、アクションカメラで常に状況を監視しながら行動している模様。
危険を察知すると、おそらく身体強化魔術が発動したと思ったら、クマの懐に飛び込んで
掌底を当ててました。
どうやら真の非戦闘員は私みたいです。