魔界の住民と久しぶりに談笑。顕界と比較してもあまり違和感がない連中ばかりというのが
特徴的と言えば特徴的なのかもしれない。
ルイズ女史なんかは顕界で活動できるように偽装したつもりで幻想郷から酷く浮いているのが
印象的だったりする。
魔界神プロデュースだけに綺麗な人が多いのが特徴ではあるが。
話は概ね地方公務員丸出しの雑談であるが最近気になることもあるらしい。
魔界の住民がツアーと称して幻想郷に観光に行ったりすることが増えたらしいのだが
それを妨害する馬鹿がいるようである。
同じ場所に戻ろうとしたら立ち入り禁止の看板が立てられていたそうで
地底に連絡を取るとそんな看板を立てた覚えはないと返答されて
大変困惑したという。
もちろん変な連中が侵入しないように出入り口はそれなりに対応してあるのは確かだ。
そうしないと魔界に幻想郷住民がどんどん流入してしまう。
それはそれでとても危険なことであるのは確かである。
一応地底に住んでいる怨霊なんてものもいるから対策を取ってくれているのかと
好意的に受け止める連中もいるにはいる。
くるみ女史のように外見がデーモン丸出しの場合は襲撃される場合もあるという。
一応人相を聞いてみたが、あれは鬼じゃないかという意見しか得られず
こちらも困惑する。 少なくても博麗の巫女とか霧雨のご息女あたりとは考えにくい。
彼女達には攻撃する動機がない。
お金に困って物盗りする連中でもないことは私がよく分かっている。
なぜならその時は速攻香霖堂が被害に遭うからだ。一般のデーモンが攻撃対象になるとは
とうていあり得ないわけだ。
とりあえず異変が起こっても困るので監視体制を整えるようにと霊能局などに
適当に手配して一応終わる。
幻想郷にしては今時珍しい事件だなと思う次第である。 出会ったら三十六計逃げるにしかずだろう。
