八雲商事もたまに幻想郷内部で宴会をやります。
顕界でも有力者相手にパーティを開いているのと同様に
幻想郷でも酒盛りをすることがあるのです。
これの目的は幾つかありますが、基本的に閉鎖的な幻想郷に社員の面通しをすることと
妖怪たちとある程度の意見調整を行うことであります。
よく見ると、有力者の一部が場所を改めていることがわかります。
ここからが笑える部分ですが幻想郷の場合、籠絡を常に警戒されているので
色で誘ってもまず効果がありません。最近はさらに薬屋で対抗薬を
服用していることも珍しくありません。
媚薬を盛ればなんとやらも通用しません。笑えるのはこれを野郎が服用している
ってことです。
昔は工作活動でもしていたのかと尋ねると、どちらかというと、妖怪たちの
性的慰み者になるのを防ぐ意味合いの方が強いそうです。
妖怪たちは人間から誘うのをアリバイにするそうです。
この辺の気持ちはわからないわけではないのですが、そのあとどうなるのかについては
本気で想像したくありません。
うちの社員はどうなのかっていいますと、だいたい年に一人くらいは引っかかって
その後病院へ搬送、人事不省になることが多いみたいです。
アホとしか言いようがないのですが、仕方ありません。
幻想郷の有力者は外の世界の食べ物を食べることができるとあり、
その都度トラブルも起こるのですが一応それはそれと致しましょう。
とても面倒です。