□月 ●日  No2619 先立つモノは


 幻想郷を運営するには金がいるわけでありますが、金といえば会社には毎度毎度投資の案内がやってきます。
 はたから見ればたくさんの現金を持っている会社に見えますから当然です。
 また会社の特性上、下手にCMが打てないというのも事実でありまして、いや、それだけ現金があるなら老朽化した
 設備とかなんとかしろよって言いたくもなりますが、実際にお金を貸してもらえない時期というものを考えると
 下手に手持ち資金を減らせられないというのはよく理解できる次第です。


 八雲商事はこれでも創業かなり長いので長期の不況は何度も経験しています。
 その間に何が起こったのかもわかっていますし、ある時期では、幻想郷からコメを拠出したこともあったらしいです。
 当時の幻想郷は極端な穀倉地帯で食料がなくなったら大変だということでコメを過剰生産した結果、米価が
 暴落していたとのことです。その暴落したコメを買い上げてコメの価格を釣り上げ、顕界でもっと高い金で
 売っていたらしいです。
 産地偽装したようですが、当時はばれなかったとか。


 こんな調子で八雲商事はちゃっかり小金稼ぎには余念がありません。
 まあ、金は博麗神社にかなり派手に使ってますし、例の神社とかが小さな分社になったのも
 実のところ幻想郷に移動して予算を使い果たしたという部分が大きくて、ならば幻想郷で稼ぐということで
 地下発電所を開発したというのが現状なわけですね。


 アレです。幻想郷が霞を食って生きているわけではないのは当然で
 金稼いで事業化しないとマジで長続きしないってことです。
 そんなもんですって。