2009-01-01から1年間の記事一覧
大師様の住処 命蓮寺が仮オープン。 資金力にあかせた超突貫工事でほぼ完成にこぎ着けた。 仮オープンだけに中の構造物は単純に作られているが。建具類なども続々入っており大工衆たちにちょっとした 特需景気を生んでいる。 うちの会社も影響力保持のため多…
幻想郷の妖怪のみならず人間型妖怪は基本的に服を着る。 服を着なければ猥褻物陳列罪とかで捕まりかねない。妖怪として人を驚かす前に変質者呼ばわりされてしまう。 大師様の話では昔はもっとフリーダムだったという。 もちろん己の力を誇示するような服を着…
寒波がやってきたこの日、たまたま幻想郷に滞在していたせいで寒さをもろにかぶる。 病み上がりの身体にはきつい。 建物の中に避難するものの、風を凌ぐのが精一杯。すきま風が酷くてやっぱり寒いのが実情だ。 こういう日地底に配達している奴は勝ち組だと思…
休憩時間の話。 朝倉が愚痴っている。 なんでも男に告白されたらしい。 それは目出度い。すぐに幸せになった方がいいとハッパをかけたら、 優しいだけのデブ男だと言われて返答に困る。 話を聞くと確かに普通ではない。 一緒に住もうと持ちかけるのはわから…
風邪を引いたので顕界で待機。 昨日の無理が祟ったのだろう。 幻想郷への疾病対策として顕界で風邪を引くなど感染症にかかった場合は幻想郷に行くことはできない。 これは食中毒などでも行けなくなるほど厳格に運用されている。 社内でも風邪が流行っている…
ハロウィンである。 修羅場である。海外から流入した幽霊どもが大騒ぎして困る。 困ったことに連中はあまり言葉が通じない。 身振り手振りしてわかってくれればいいだろうが お菓子くれないと悪戯するぞというのはものは言い様である。 言葉が通じなければ物…
うちの会社で納品している商品の中でちょっと変わり種と言えば 天狗たちが履く専用下駄であろう。 この日妖怪の山に入山する際大量納入した。 里香女史がそろそろ冬が近いから下駄が必要になると言っていたが まさか次の日に発注がくるとは思わなかった。 顕…
うちの会社はスペルカード製造も委託でやっているわけだが、最近開発部がご執心なのは 氷妖精であるチルノの研究である。 彼女は一般の妖精と違い、きわめて知能が高いことで知られる。 一般的なやられ役妖精をみればその差は歴然としているだろう。 しかし…
ムラサ船長の話をしてみる。 幻想郷では珍しく海難を司る妖怪だ。 彼女と大師様の出会いについては本人が毎度毎度脚色を交えながら自慢しているので 基本、放置している。 朝倉にいわせれば大師様とのエピソードは概ね間違ってはいないらしい。 しかし、大師…
最近うちの部署で料理が流行っている。 食費を少しでも節約するためということで 皆で大目に料理を作り、それを皆でお裾分けしあってコストを減らそうと言うのが目的のようだ。 元々独身が多いうちの部署。 暇を持てあましているのか結構凝ったオカズが交換…
久々に大量のジャンク金属を運ぶことになる。 本来なら産業廃棄物として処理されるこれらだが、解体すれば鉱物資源を再利用できるので なかなか侮れない。 集める方法も割と楽だ。 買い取り業者に買い取り額をすこし割り増ししてもらうよう お金を積めばいい…
ハロウィンが近いせいか色々処理に追われる。 米帝のお盆であるハロウィンだが、ただのお祭りだと思って浮かれていたメリーとレンコが 処理の膨大さに気づいて真っ青になっていた。 始末が悪いのは、お菓子をくれないと悪戯するぞというあのフレーズ。 最近…
香霖堂に没収武器と銘打ったブツがやってくる。 一般市民が喧嘩など刃傷沙汰で大けがをするのを避けるとともに弾幕戦に一定の規制を 設けるためでもある。 顕界に銃刀法という法律があるが、これと似たようなものだと思って良い。 ルーツは過去に既にあった…
千年ぶりと言うべきかな。 長い期間幽閉されていて、精神の変調を来していないとは大した精神力だ。 まさかあの男の娘を人質に取るとはなかなか上手いことを考えるではないか。 だがその方法でお前が開放されるとは考えない方がいい。 あの男は法界から娘を…
幻想郷で流星群が観測されるとあって、観測機材を持ち込んで天体ショーを観察することにする。 幻想郷の空気は綺麗なのでかなり美しい流星群が観測できるであろう。 しかし、幻想郷で流星群は色々大問題だったりする。 流れ星に願い事をすると願いが叶うとよ…
大師様は復活したものの、皆が手放しで喜んでいるとは限らない。 むしろ素直に喜べないというのが実情のようである。 大師様復活は一種のバーター取引だったとボスが言っている。 可能なら復活させたくないというのが本音なのかもしれない。 しかし大師様は…
オレンジという妖怪を覚えているだろうか 幻想郷最強の応援団妖怪である。 彼女に応援できないものはないというのが 本人の主張である。 オレンジの応援ははっきり言って暑苦しい。 顕界でお馴染みの学ランを着てやるの応援団長スタイルだからだ。 しかし威…
数人の強盗に襲われる一般市民に出くわしたが、幸い通りすがりの妖怪に助けられた。 強盗は相当食い詰めていたのか痩せていてちょっと押せば倒れそうなものだったが そういう姿に擬態した妖怪だったりする可能性もなきにしもあらずなので こっちとしても迂闊…
自称現人神の神社で浄化槽のメンテナンスならびに浄化槽から排出される雑排水処理システムの メンテナンス。 幻想郷にやってきて数年経過しているため、そろそろ現地の妖怪たちに作業の移管をすることに。 この日、一輪嬢が視察に訪れていた。 今度作られる…
ノーレッジ女史よりヴァンパイアの主人の健康状態に関する資料を受け取る。 何かと思われるかも知れないが、実は先の月面の案件以来、メイド長と ヴァンパイアの主人の健康状態をノーレッジ女史に報告させていた。 メイド長は特に問題なかったが、問題はヴァ…
霊能局の局長が大師様に会うのだそうで、厳戒態勢が敷かれる。 久々に霊能局の面々と会ったが連中は相変わらずのようでなによりである。 小兎姫から聞いたのだが、霊能局は大師様の意志を継いだ組織なのだという。 一度は大師様を封じた人間たちだったが、大…
空から落ちてきた妖精に危うく衝突しかける。 千鳥足ならぬ千鳥飛びみたいな飛び方で危ないったらありゃしない。 幻想郷の妖精は本当にお酒好きである。 外見の幼さに騙されてはいけない。彼女たちのお酒に関する執着心はかなりのものだ。 しかし満足な所得…
チーフを鵺と接触させてはいけない。 これが私の先輩のお話。 人間に直接観測されると色々問題となることは分かっているけど、彼の場合は デリカシーなく妖怪の正体を暴いてしまうのだからそういう妖怪が姿を現わしにくいのは 当たり前の事だと思うのよ。 正…
HEY ボブ 俺たち性懲りもなく帰ってきたぜ そうともさスティーブ、本当に閻魔様のお裁きを喰らったときはもう駄目だと思ったぜ。 ボブ、最近男の娘が大人気じゃないか。 スティーブ、いくら何でもムラサ船長は男の娘じゃないぜ。 あいつちがうのかボブ。 そ…
迷いの竹林にとどろく悲鳴。二次遭難の危機も孕みつつ入ってみた先には 一輪嬢と喚く兎の姿。しかし一輪嬢の様子がおかしい、体中傷だらけで おまけに雲山の姿も見あたらない。 聞けば大ダメージを受けて一度退いているのだという。 一体何があったと言うの…
町内運動会に参加、去年一昨年と仕事にかまけて参加しなかったのだが 今回は割と暇と言うことで顔を出してみた。 いきなり体操服とブルマ姿の朝倉を目にして目が点になった。 コンタクトレンズをつけているようだが、はっきり言って痛い。 ジャージ姿の岡崎…
久々に薬屋の診療所へ納品に行くと、そこは既に修羅場と化していた。 手遅れの状態から必死に延命処置を施しているらしい。 幻想郷の医療現場ではしばしばこういう場面に遭遇する。 こうした問題の原因は主に幻想郷住人の医療知識の欠如によるものだ。 顕界…
季節は巡り冬の幻想郷。 今年の冬は特に寒冷化が厳しい年となった。 この日の紅魔館はうっすらと雪化粧が施されており、例年以上の寒さを演出していたと言える。 そんな紅魔館で幻想郷最大級のパーティが開催されることになった。 紅魔館の主人であるレミリ…
当然のことだが幻想郷にも台風はやってくる。 台風の場合は当然ながら野外での飛行も弾幕ごっこも禁止である。 意地でも弾幕ごっこがやりたい連中は地下で暴れるか紅魔館辺りで暴れるしかない。 もっとも台風になったら誰も皆家に籠もることになるだろう。 …
顕界での休みでたまたま同じ休みの明羅女史を発見する。 なんでもすこし遅めの長期休暇をとっているそうだ。 阿礼乙女のことはしばし忘れてプライベートの時間に集中しているらしい。 話の途中、明羅女史が傍らから通信機器を取り出してなにやら操作をしてい…